『ここ1ヶ月で読んだ11冊を紹介』でサブカル!

ここ1ヶ月で読んだ本を何冊か紹介していきます。

 

『書評』と呼べるようなものではありません。普通に感想を書いてきます。

 

 

ちなみに僕は読む本をジャンル分けしてEvernoteにメモしているので、そのジャンルも付け加えて紹介していきます。

 

 

 

まず1冊目。

ジャンル:小説

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恩田陸の小説はこれが初読でした。僕が主催している読書会の第二回の課題図書になった本です。歩行際と呼ばれる、夜をまたがって歩きまくるイベントに興じる高校生達が織りなす青春小説です。高校生活も少しばかり遠い昔になった今だからこそ、沁みるものがありました。「高校生に戻りてえお。でも受験あるからやっぱ戻りたくねえお」って思いました。

 

 

2冊目。

ジャンル:小説

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この小説は怖い。吉田修一芥川賞受賞作の『パーク・ライフ』を読んでるので初読じゃないです。吉田修一といえば『横道世之介』や今書店に多く並んでる『怒り』で有名な作家です。この小説は男女4人の共同生活に1人の若い男娼が加わることによって、話が入り組んでいきます。共同生活系はそれぞれの章ごとに一人一人にフォーカスをあてるので、「こいつはこんなこと考えてるんやな」というのが分かり、天井から男女5人の生活を覗いているような感覚になれます。怖いけど面白かった作品。映画もあるよ。

 

 

3冊目。

ジャンル:小説

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話題の芥川賞受賞作、村田沙耶香の『コンビニ人間』です。王様のブランチで紹介されてて、作家自身がコンビニでバイトしてるという経験も面白く読んでみようと書店で手に取りました。感想は一言で言えば『不気味』です。タイトルも頷ける程、主人公は『コンビニ人間』でした。この本のテーマは僕なりの解釈だと『あっち側』と『こっち側』です。前者は結婚もせずに仕事は非正規で30代女性という立場(本書の主人公と同じ)。後者は正規雇用で働いているか、結婚をして主婦をしているかという立場。本書では前者の『あっち側』の人間が周りから変な目で見られている描写が多いです。現実でも確かに肩書きや状況で人は判断されがちです。「『あっち側』は好奇な目で見られ、馬鹿にされてしまう傾向がある。どうして認めてくれないんだろう。どうして多様的な生き方を肯定できないんだろう」そういう気持ちが終始感じられた作品でした。

 

 

4冊目。

ジャンル:自己啓発

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「この人エネルギーあるなあ」と序盤。「いやエネルギー凄すぎやろ」と中盤。「疲れた。けど読み切るぞ。いいことは書いてあるんだ」と終盤。のような読書だったこの一冊は、はあちゅうというブロガー兼作家の著書です。全編を通して文章に活力があり、ド正論を繰り返していきます。それ故、読んでる時の精神状態が「ああ社会怖い。しんどい。頑張れないよぉふぇぇ」という感じだったのでページを捲るのがしんどかったのを覚えてます。けれどはあちゅうはあとがきで、そのように感じる読者にもフォローを入れているので少し救われました。ネット時代の新しい作家の形を作っていくのが夢らしいです。「マジ社会キツイ。一旦体休ませて?」という方は心屋仁之助の著書がオススメです。「社会渡りきるわ。俺にそのアドバイスをくれ!力を!」という方はこの本オススメです。

 

5冊目。

ジャンル:風の歌を聴け

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村上春樹のデビュー作です。村上春樹はかなり前に読んだことがあって、「面白いけどわかんねえお」となったので少々遠ざかっていました。薄めの文庫本サラッと読みたいなということで手にとってみた本書は、『読みやすい』です。出てくるバーや『僕』という一人称、鼠という友人。物語を通して感じることの出来る、涼やかで少しばかり怠惰な雰囲気に浸れます。また、言い回しがいちいちツボです。

 

 

6冊目。

ジャンル:小説

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風の歌を聴け』を読んで、村上作品に浸りてえと思い、次に手に取ったのは長編の『スプートニクの恋人』でした。すみれという女性がミュウという女性に惹かれていく様、そしてその関わりが起こすある出来事を『僕』という視点から描いている作品です。こちらもとても読みやすく、世界観はドンピシャ。ギリシャが出てくるんですが、想像していたらどこか外国にふらっと行きたくなりました。色々書いてますが、正直言って村上作品の感想は難しいです。

 

 

7冊目。

ジャンル:自己啓発

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精神科医である香山リカの著書です。この本の中で最も印象に残ったのは、『パンの為に働く』ことの肯定です。どうしても僕たちは、自己実現ややりたいことを探すことに夢中で『食う為に働くだけ』という考えを否定しがちです。けれど、とりあえずは食う為に働くでいいと思います。毎日生活していく為に、たとえ本当にやりたいことではなくても働いていく。そのうちその仕事が板についてきて、楽しさややりがいというものが見えてくるかもしれません。もちろん、本気で無理な仕事はたとえパンの為と言えども続ける必要はないです。けれど『パンの為に働く』ということは立派なことだと思いました。

 

8冊目。

ジャンル:自己啓発

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アドラー、俺を助けてくれ」という気持ちで手に取った本書は、話題のアドラー心理学が100の言葉の紹介によって説明されています。とても分かりやすく読みやすいです。結果、読んでよかったです。印象的だったのは『自分よりも多く他人に与えることが幸福への近道だ』的な言葉です。その他にも様々な物の考え方を教えてくれます。普通にオススメです。

 

9冊目。

ジャンル:小説

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これ面白いです。続編の『空中ブランコ』は直木賞受賞作です。奥田英朗は初読でした。とても読みやすい文体で話もスラスラと進んでいきます。本書は短編形式で、伊良部一郎という変わり者の精神科医が、変わった症状で来院する患者を診ていくというものです。患者を診ていくというより、患者がこの医師の生き方を見て自分を変えていくという感じです。男性のあれがずっと立ちっぱなしという『陰茎強直症』という奇病にかかった患者が出てくるのですが、想像しただけでしんどかったです。

 

 

10冊目。

ジャンル:小説

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星新一ショートショートで有名な作家です。初読でした。繰り広げられるSFのショートショートはどれも面白く、その少しダークな世界観に引き込まれました。装丁のような挿絵が一編ずつあります。それがまた物語の世界観を引き立てていました。隙間時間に読書したい方にはオススメです。ショートショートなのですぐに一編読めます。

 

11冊目。

ジャンル:政治・経済

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大学は世界史受験だったこともあり、世界史には結構興味があります。日々流れる政治経済系のニュースの疑問を世界史という視点から、分かりやすく解説してくれています。現在起きてる中東の戦争の構図や、アメリカが弱体化し中国は覇権を取るのかといった世界のパワーバランスについてなど、読んでるだけで勉強になります。ニュースを理解するには新聞もいいかもしれませんが、こうしたニュースを簡易的に解説してくれる本を何冊か読むのも有効だと思います。とはいえ、僕は政治経済には疎いです。なのでこれからは、ジャンル政治経済をもっと読んでいきたいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おわり。