『哲学専攻の女とこの世の真理を追究してえ』でサブカル!

哲学専攻の女と交際してみたい。学部から専攻していて大学院に進学するレベルに哲学に没頭していると尚良い。

 

 

学部卒レベルだとにわかな知識をひけらかし、世の中のあらゆる事象において一々哲学的な解釈を披露してきそうで面倒だ。

 

 

しかし、ガチガチの哲学女子とのデートは面白そうである。

 

 

〜喫茶店にて〜

 

ぼく「サルトルは『人間は、時には自由であったり時には奴隷であったりすることはできないであろう。人間は常に全面的に自由であるか、あるいは常に全面的に自由でないか、そのいずれかである』と言うけど君はどう思う?」

 

 

哲学ガール「まあ確かにそうかもしれないわね。研究室で課題に追われてる私は現在奴隷よ。あなたと話してる時は自由のつもりでいるけど、よく考えてみたらさっきから課題のことしか頭にないわ。精神的にも奴隷みたいね」

 

 

ぼく「なるほど君は研究室の奴隷というわけだ。じゃあニーチェの『「なぜ生きるか」を知っている者は、ほとんど、あらゆる「いかに生きるか」に耐えるのだ』という言葉についてはどう思う?」

 

 

 

哲学ガール「『なぜ生きるか』だなんて、そんなあらゆる哲学者が解明しようとした真理を知っている人なんているのかしら。私は死んでも分からない自信があるわ。まあソクラテスは『よりよく生きる道を探し続けることが、最高の人生を生きることだ』って言ってるわけだし、私は『なぜ生きるか』なんて考えずによりよい人生の為に尽力するわ」

 

 

ぼく「まるで答えになってないね。そして『なぜ生きるか』という問いを無視するなんて哲学を学ぶ人間としてあまり褒められるものじゃないんじゃないの?」

 

 

哲学ガール「そんなことばかり考えてると精神的に参って死ぬわよ。私は哲学専攻ってだけで哲学者になったつもりも、今後なるつもりもないわ。ただ哲学が少し好きなただの大学院生よ」

 

 

ぼく「少し好きなだけの人間が大学院まで進んで、実学と呼ばれず意味のない学問と揶揄される哲学を学ぶとも思わないけどね」

 

 

哲学ガール「哲学こそ最大の学問だと私は信じてるの。あらゆる実学と呼ばれる学問を押し退けてでも1番役に立つと思うわ。物事を考えるための基盤にあるのが哲学なのよ。私はその基盤を今作ってるの。社会に出たらきっとこの奴隷のような生活が役に立つと信じてるわ」

 

 

ぼく「言い返す言葉が思いつかないよ。カミュは『労働なくしては、人生はことごとく腐ってしまう』と言うことだし、ぼくもそろそろ働き口を探そうと思うよ」

 

 

哲学ガール「それには賛成だわ。働いていればつまらないことを考えてる隙がないもの。精神的健康にもつながると思うわ。今のあなたはただ腐ってる。何故そんなあなたと交際しているのかが、私にとっての最大の哲学よ」

 

 

ぼく「その通りだね。降参だよ。そろそろ店を出よう。君はソファ席だけどぼくの椅子は硬いんだ。長時間座るには適してないよ。痔になっちまうだろうね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

めんどくせえな。やっぱ普通の子がいいや。

 

 

 

こんなにスラスラ哲学者の言葉引用する俺の方がめんどくせえな。

 

 

 

 

 

全部調べたけどな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ニーチェサルトルカミュソクラテスデカルトマルクスも全部めんどくせえ。

 

 

 

 

そんなことより、今年の夏に浴衣で女の子とデートがしたい。

 

 

 

そういうことの方が大事だ。